ブラザー刺しゅう機能付ミシン K-100α「プーリーが回らない」


7月16日、ブラザー刺しゅう機能付ミシン K-100α の修理をご依頼いただきました。
今回の症状は、「プーリーが回らない」というものです。

K-100αは、ブラザー独自の画期的な「糸カセットシステム」を搭載した人気機種です。

上糸を専用カセットに入れ、決められた順番で糸をカセットに巻き付け、本体へ差し込むだけで糸かけから針穴への糸通しまでをワンタッチで自動で行う画期的な機構が採用されています。

糸替えが簡単で、刺しゅう作業の効率を大きく向上させる特徴がありました。

■ 作業内容

今回の原因は、内釜(ボビンケースをセットする釜)が本来の位置からズレてしまい、外釜との回転が正常に行えなくなっていたことでした。

内釜と外釜は正しい位置関係を保ちながら回転することで、スムーズに縫い目を形成しています。

しかし、何らかの衝撃や糸絡みなどがきっかけで内釜がズレると、外釜との干渉が発生し回転が重くなったり、最終的にはプーリーが回らなくなってしまいます。

■ 今回のポイント

今回は、釜部を分解して内釜の位置を正規の状態へ調整し、回転状態を確認。

さらに各部の清掃・注油を行い、試し縫い・刺しゅうテストを実施した結果、正常に動作することを確認しました。

プーリーが急に回らなくなった場合は、モーターや電子基板だけでなく、このような釜部の位置ズレや回転不良が原因となっているケースも少なくありません。

無理にプーリーを回そうとすると部品を傷める可能性がありますので、異常を感じた際は早めの点検をおすすめします。

同様の症状でお困りの方はお気軽にご相談ください。

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